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activities
セイントベリー | 農業・林業

住所 岐阜県岐阜市下奈良1-18-19

従業員数・
職員数
6人

ホームページ https://www.saint-berry.com/

公式SNS
ゴール・ターゲット
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SDGs達成に向けた経営方針等

セイントベリーは、「べりーぐっとふぁーみんぐ 〜今を楽しく、未来をより良く〜」を合言葉に、いちごを通して人と人とが助け合い、思いやりの心が循環する社会の実現を目指しています。私たちは農業を単なる生産活動にとどめるのではなく、地域社会や次世代へつながる持続可能な営みとして位置づけています。

そのために、食品ロス削減や障害者福祉施設との協働など、「つくる責任・つかう責任」や「働きがいも経済成長も」といったSDGs目標に資する取り組みを継続しています。また、精神的な制約を抱える方々が安心して働ける環境づくりや、子どもから大人まで幅広い世代への教育的活動を通じて、「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」の実現にも取り組んでいます。

私たちは、いちごづくりを通じて「今日が少し幸せになる」体験を提供し、その積み重ねが未来の豊かさへとつながると信じています。これからも地域に根ざした農業を基盤に、社会に貢献できる経営を進めてまいります。

SDGs達成に向けた重点的な取り組み

取組内容目標SDGsのゴール
環境面

規格外いちごのジャム加工による食品ロス削減

セイントベリーでは、形が不揃いであったり熟れすぎたりして市場で販売できないいちごを、障害者福祉施設に依頼してジャムに加工しています。これにより、これまで廃棄されていたいちごに新たな価値を与え、食品ロスを削減しています。食品廃棄は焼却や廃棄処理により温室効果ガスの排出や環境負荷を増大させる一因となるため、農産物を無駄なく活用することは持続可能な社会の実現に直結します。

規格外いちごを有効活用したジャム加工を継続し、廃棄物削減と環境負荷の低減に貢献します。あわせて、ジャムの販売機会を広げることで、消費者の方々にも食品ロス削減の大切さを伝え、地域全体で環境意識を高める取り組みへと発展させていきます。

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社会面

多様な働き方を支える農園づくり

セイントベリーでは、精神疾患やひきこもり経験などにより、一般的な働き方に心理的・体力的なハードルを抱える方にも働きやすい環境を整えています。短時間勤務や勤務日数の柔軟な設定を可能とすることで、誰もが安心して社会とのつながりを持てるよう配慮しています。経営者の家族自身が精神疾患を抱えながら農業に携わっている経験をもとに、農業がもたらす癒しや「働いている実感」を、同じように困っている方々にも届けたいと考えています。

働く時間や形態に制約がある人々が、自分に合ったペースで農業に関わることで社会参加できる仕組みを広げていきます。将来的には、福祉制度の隙間にいる方々にも手を差し伸べられる農園モデルとして発展させることを目指します。

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経済面

ジャム加工による食品ロス削減と福祉連携

セイントベリーでは、規格外や熟れすぎて販売が難しいいちごを活用し、食品ロス削減に取り組んでいます。これらのいちごは廃棄せず、障害者福祉施設の食品加工部門に依頼してジャムに加工し、商品として販売しています。廃棄されるはずのいちごに新たな価値を与えると同時に、福祉施設の方々に継続的な仕事を提供することで、地域社会における共生の仕組みづくりを目指しています。

今後もジャム加工を継続的に依頼し、障害者福祉施設の安定的な活動に貢献していきます。また、ジャムの販売機会を広げることで、多くの方に食品ロス削減の大切さを伝えるとともに、持続可能な農業と福祉の連携をさらに発展させていくことを目指します。

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その他

いちごを通じた学びと地域文化の継承

セイントベリーでは、小学校や大学、留学生を対象に、いちごの生態や農家の仕事について講義を行っています。地域の農業や文化を知る機会を提供することで、子どもたちや若い世代の知的好奇心を育み、学びを人生の豊かさにつなげてもらうことを目指しています。単なる農業体験にとどまらず、地域資源としての「いちご」を通じて教育的価値を生み出す取り組みです。

教育機関との連携をさらに広げ、地域の子どもから留学生まで幅広い世代が学べる場を増やしていきます。質の高い教育の機会を提供することで、地域農業の魅力や可能性を未来へ継承していくことを目指します。

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