SDGs達成に向けた経営方針等
SDGsは新たに始めるべきことではなく、多くの方々がすでに取り組まれている活動の一部だと考えています。
私たちが目指すのは、すでに行っていることに気づいてもらい、それを少しだけ意識してもらうことです。そうすることで、会社や社会全体が少しずつ変わっていくと信じています。そのため、当社ではSDGsを「ツール」として活用し、率先してさまざまな活動を行っています。今後に向けても、「できることから始めよう」というモットーを掲げ、日本、特に岐阜の意識がより高まることを願っています。
岐阜の企業が連携し、お互いに刺激し合い、業種の枠を越えて成長していくことを心から期待しています。
SDGs達成に向けた重点的な取り組み
取組内容 | 目標 | SDGsのゴール | |
---|---|---|---|
社会面 |
電気自動車を蓄電池として活用!災害時サポートに!レジャーにも◎ 当社では、まだ始まったばかりのサービスではありますが、電気自動車のバッテリーを「移動できる蓄電池」として活用し、災害時やレジャーに役立てる取り組みを行っています。 誰も取り残さない!人生を前向きにする車を目指す!福祉車両修理・マイカー改造 当社が福祉車両の修理とマイカー後から改造を始めた経緯 |
困っている人を助けるという大前提はもちろん重要ですが、その根底には「多くの方に助けられている」という意識があります。自分が助けられていることを考えると、自分ができる範囲で他の人に関心を持ち、助けられるところで手を差し伸べることが大切です。このような考え方を持ち、決断し、行動に移すことは、人生や社会生活において非常に重要だと考えています。 私自身がこの意識を持ちながら会社を運営し、その活動を通じてスタッフにもこの思いを感じてもらい、共に参加することを目的としています。この意識を共有することで、私たちの活動がより広がり、助け合う社会を実現する一助になるのが目的です。 |
|
環境面 |
水性塗料100%使用!地球と身体にとても優しい! 当社では、BASF社の水性塗料を100%使用しています。 産業廃棄物を有価物へ変身させる!世界トップレベルのプスチック溶接機! プラスチック製品の修理サービスと環境への取り組み |
地球環境に負荷を減らし、ゴミを減らすことはもちろん重要な目的です。しかし、私たちが水性塗料を使用することで、自分自身の体にも優しい環境を意識してほしいと考えています。少子化の影響もありますが、体が資本であるため、自分の健康にもっと関心を持ち、健全に働いてもらいたいと思っています。その意識付けとして水性塗料を導入しています。 自動車の廃プラスチックには、複数の素材が混ざり合っていることが多いです。ガラス、配線、金属、プラスチックの種類だけでも最低でも2種類が混在しており、それが強力なボンドで一体化していることがよくあります。そのため、これらは産業廃棄物として処理されています。最近の半導体を含む部品高騰により、ヘッドライトの価格が非常に上昇しています。このような環境を考えると、使えるものは廃棄せずに活用することで、環境への負荷を減らし、会社のコストも削減できます。 さらに、他社で修理できないものを修理することで、お客様から感謝の声をいただくことが多く、その感謝をスタッフと共有することで、スタッフの意識向上にもつながっています。このように、私たちの取り組みは環境保護だけでなく、スタッフのモチベーション向上にも寄与しています。 |
|
経済面 |
SDGsで新入社員が入ってきた! SNSに力を入れ、特に私(社長)の人柄が伝わるような情報発信を行い、スタッフとの距離感も周囲の皆様に感じていただけるよう努めています。例えば、スタッフが主体でドッキリ企画を実施したり、節分には私が全身タイツを着て目隠しをし、スタッフに豆を投げてもらうイベントなど、楽しい職場の雰囲気を発信しています。こうした取り組みの効果もあり、若手からの応募につながり、実際に2名の入社が決定し、さらに3名の若い方から面接のご連絡をいただきました。 女性スタッフも働きやすく! 妻を中心に、女性スタッフとのコミュニケーションの取り方にも工夫しています。特に、話しやすい環境作りを心がけ、コミュニケーションの方法についても配慮しています。具体的には、会社側から提案を一方的に押し付けるのではなく、スタッフ自身が「やりたい」という気持ちを引き出すことを優先しています。開催場所や時期、内容についても、スタッフからの希望を伺うようにしています。 |
もちろん、良い人材の獲得が最終目的ですが、昨今は良い人材の確保が厳しくなっています。そして、未来においてもその厳しさが増すことが予想されます。このような中で、優秀な人材がどのように職場を選ぶのかを考えると、働く側としてもより良い会社で働きたいと考えるのは自然なことです。しかし、経営者や上司を選ぶことは非常に難しいため、口伝えでの紹介は両者にとって大変安心感があります。 私たちは「できることから始めよう」という方針を掲げており、まずは会社の雰囲気、経営者の人柄、スタッフとの関係性、そして会社の環境を発信することが重要です。 また、女性スタッフを特別扱いするわけではありませんが、女性特有の働き方についても考慮する必要があると思っています。そうすることで、男性だけではカバーしきれない部分を女性の力で補い、全体としてのバランスを保つことができます。女性が働きやすい環境を整えることも大切だと考えています。 |
|
その他 |
具体的な取り組み内容説明 福祉車車両協会加盟 |
どこかに加盟したり、認定を取得したり、新しい技術に目を向けたりすることは、私たちの目的ではありません。重要なのは、経営者として私自身、スタッフ、そしてそれを対外的に見たときに、どの方向に進んでいくのか、どのような手段を用いるのかを明確にすることです。こうした視点を持つことは、私たちの意識づけとして大変重要だと考えています。 当社では、私が目指している方向とスタッフが見ている方向、そして進んでいる方向は一致していると確信しています。SDGsを実践するのではなく、私たちの活動自体がSDGsそのものであり、その過程をみんなで楽しく共有できることが、私にとって何より嬉しいことです。 |
|